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Fujiwara no Sukemoto
Japanese court noble in the early to mid Heian period

Fujiwara no Sukemoto

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Japanese court noble in the early to mid Heian period
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Gender
Male
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Relatives:
Fujiwara no Morokazu
The details (from wikipedia)

Biography

藤原 扶幹(ふじわら の すけもと)は、平安時代前期から中期にかけての公卿。藤原北家、右大臣・藤原内麻呂の玄孫。駿河守・藤原村椙の次男。官位は従三位・大納言。

経歴

周防掾・近江権少掾・中務少丞を経て、仁和3年(887年)従五位下に叙爵。宇多朝では兵部少輔・民部少輔を経て、寛平7年(895年)信濃守に任ぜられ地方官に転じる。

醍醐朝前半も常陸介・上野介と引き続き地方官を務める。またこの間の昌泰4年(901年)に従五位上に昇叙されている。扶幹は藤原忠平の側近で、延喜14年(914年)に忠平が右大臣に昇り太政官の首班に立つと、翌延喜15年(915年)に扶幹も正五位下・権右中弁に叙任され京官に復帰する。こののち、延喜16年(916年)右中弁、延喜17年(917年)従四位下、延喜21年(921年)左中弁、延喜22年(922年)従四位上と、忠平執政下で弁官を務めながら順調に昇進し、延喜23年(923年)60歳で参議に任ぜられ公卿に列す。同年4月に忠平の妹・藤原穏子が中宮に冊立されると中宮大夫に任ぜられた他、議政官として大宰大弐・左大弁を兼任した。

朱雀朝でも順調に昇進し、承平2年(932年)正四位上、承平3年(933年)従三位・中納言、承平7年(937年)大納言に至る。天慶元年(938年)6月辞職を請いまもなく許されて致仕、同年7月10日薨去。最終官位は致仕大納言従三位。また、この間の延長8年(931年)から天慶元年(938年)の致仕に至るまで、源氏長者として淳和奨学両院別当を務めている。

人物

『二中歴』に名臣の一人として記載される。また、勅撰歌人として『後撰和歌集』に1首の和歌作品が採録されている。

官歴

『公卿補任』による。

  • 元慶9年(885年) 正月19日:周防掾。2月20日:近江権少掾
  • 仁和2年(886年) 2月21日:中務少丞
  • 仁和3年(887年) 5月17日:従五位下(御即位陽成院御給)
  • 寛平2年(890年) 2月27日:兵部少輔
  • 寛平4年(892年) 5月23日:民部少輔
  • 寛平7年(895年) 正月11日:信濃守
  • 昌泰4年(901年) 正月7日:従五位上。2月19日:常陸介
  • 延喜9年(909年) 正月11日:上野介
  • 延喜15年(915年) 正月7日:正五位下。正月12日:権右中弁
  • 延喜16年(916年) 3月28日:右中弁
  • 延喜17年(917年) 正月29日:兼山城守。11月17日:従四位下(朔旦冬至)
  • 延喜21年(921年) 正月30日:左中弁。3月15日:兼勘解由長官
  • 延喜22年(922年) 正月7日:従四位上
  • 延喜23年(923年) 正月12日:参議。4月26日:兼中宮大夫(中宮・藤原穏子)、止長官
  • 延長2年(924年) 2月1日:兼讃岐権守
  • 延長3年(925年) 正月30日:兼大宰大弐
  • 延長8年(930年) 12月17日:兼左大弁。止大宰大弐中宮大夫
  • 延長9年(931年) 日付不詳:兼近江守
  • 承平2年(932年) 正月7日:正四位下。正月21日:兼伊予守
  • 承平3年(933年) 2月13日:従三位、中納言
  • 承平6年(936年) 8月15日:兼按察使
  • 承平7年(937年) 3月28日:大納言、按察使如元
  • 天慶元年(938年) 6月29日:致仕。7月10日:薨去

系譜

『尊卑分脈』による。

  • 父:藤原村椙
  • 母:榎井島長の娘
  • 妻:榎井島丸の娘
    • 男子:藤原合間
  • 生母不詳の子女
    • 女子:藤原元名室
    • 男子:證覚

脚注

  1. ^ 『公卿補任』天慶元年条による。同書承平7年条では年齢74歳とあり逆算すると貞観6年(864年)生となる。
  2. ^ 『公卿補任』『尊卑分脈』。『日本紀略』天慶元年7月10日条では正二位とするが、贈位か。
  3. ^ 『姉言記』文治4年6月30日条
  4. ^ 『二中歴』13
  5. ^ 『勅撰作者部類』
  6. ^ 或いは13日
  7. ^ 或いは22日

出典

  • 『公卿補任 第一篇』吉川弘文館、1982年
  • 『尊卑分脈 第一篇』吉川弘文館、1987年
公職
先代
藤原保忠
陸奥按察使
936 - 938
次代
藤原実頼
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