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Japan
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Fujiko Hamaguchi
Japanese actress

Fujiko Hamaguchi

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese actress
Places
Gender
Female
Place of birth
Kanda-ku
Place of death
Ichikawa
Age
26 years
The details (from wikipedia)

Biography

浜口 富士子(はまぐち ふじこ、1909年9月 - 1935年10月9日)は、日本の女優である。濱口 冨士子と表記されることもある。本名は鈴木 冨士子(すずき ふじこ)。夫は元俳優の神田俊二。

来歴・人物

1909年(明治42年)9月、東京府東京市神田区(現在の東京都千代田区)に生まれる。一ツ橋高等女学校を卒業後、沢田正二郎(1892年 - 1929年)が創立した新国劇の研究生となる。

1929年(昭和4年)、濱口は「キネマ旬報」同年1月1日号より1928年(昭和3年)に公開されたアメリカの映画『噂の娘』で主演を務めたノーマ・タルマッジ(1894年 - 1957年)が寄贈した洋装一式を賞品に公募した「モダンガール懸賞募集・美人投票」に応募。600人の応募のうち25人の予選通過者の写真が銀座にある松坂屋に展示され、一般の人気投票を求めた結果、6888票中1271票を得て見事当選した。発表は3月21日号で行われたが、その前の3月4日に沢田が急死したため、映画俳優に転向しようと考えた矢先とあって、この公募をきっかけに日活のスカウトを直ちに承諾し、同年7月、日活太秦撮影所現代劇部に入社。この7月2日に内閣を組織した浜口雄幸(1870年 - 1931年)にあやかって浜口富士子と改名する。デビュー作は中村武羅夫(1886年 - 1949年)の東京朝日新聞連載小説の映画化で阿部豊監督映画『蒼白き薔薇』に島耕二、夏川静江、沢蘭子と共演。以後、南部章三(後の南部彰三)、中野英治、村田幸寿、大日方伝の相手役を務め、新進女優として華々しく売り出し、また阿部豊監督映画『日本晴れ』や伊奈精一監督映画『むすめ尖端エロ感時代 第二篇 娘突貫100哩』などで主演を務め、大活躍した。

ところが1930年(昭和5年)、幾つかの映画で共演した神田俊二(1900年 - 没年不詳)と恋愛の末、同棲生活に入り、前途に陰りを見せ始める。1931年(昭和6年)、神田が廃業危機に陥った紅葉屋商会を立て直しに、同年6月の三枝源次郎監督映画『太平洋横断』を最後に日活を退社し、上京。浜口も後を追って上京したりしていたため、同年後半は渡辺邦男監督映画『肥後の駒下駄』で河部五郎(1888年 - 1976年)と共演したのみである。1932年、稲垣浩監督映画『旅は青空』と伊丹万作監督映画『研辰の討たれ』に出演後、神田と結婚。1933年(昭和8年)、熊谷久虎監督映画『彼女の道』を最後に退社し、家庭に入る。

1934年(昭和9年)6月、日活へ復帰。日活多摩川撮影所が製作した溝口健二監督映画『愛憎峠』の出演が決まっていたが、結核で倒れて断念する。1935年(昭和10年)春、千葉県市川市真間の高橋病院に入院していたが、同年10月9日に死去した。満26歳没。トーキー作品への出演は1作もなく、出演作品はすべてサイレント映画であった。

戦後、1961年に刊行された『髪と女優』(日本週報社)より「悲惨な死 浜口富士子」として一章が割かれているが、佳人薄命を地で行くような生涯であった。

出演作品

日活太秦撮影所

特筆以外、全て製作は「日活太秦撮影所」、配給は「日活」、全てサイレント映画である。

  • 『蒼白き薔薇』:監督阿部豊、1929年9月15日公開 - 渡辺緋佐子 ※デビュー作
  • 『一番目の女』:監督三枝源次郎、1929年11月1日公開
  • 『めくら』:監督東坊城恭長、1929年12月13日公開
  • 『摩天楼 愛慾篇』:監督村田実、1930年1月14日公開 - お蝶
  • 『藤原義江のふるさと』(『ふるさと』):監督溝口健二、1930年3月14日公開 - 大村夏枝
  • 『嘘から嘘』:監督木村次郎、1930年5月15日公開 - 潤子
  • 『女七変化』:監督三枝源次郎、1930年6月7日公開 - すず
  • 『手術綺談』:監督木村次郎、1930年8月8日公開 - 絢子
  • 『海の祭』:監督伊奈精一、1930年9月5日公開 - モダンガール・蘭子
  • 『新東京行進曲』:監督長倉祐孝、1930年10月3日公開 - 須田美智子
  • 『日本晴れ』:監督阿部豊、1930年10月10日公開 - 芸妓・小鍛冶
  • 『むすめ尖端エロ感時代 第二篇 娘突貫100哩』(『娘突貫100哩』):監督伊奈精一、1930年12月5日公開 - 道子
  • 『新婚超特急』:監督長倉祐孝、1930年12月24日公開 - 妻フミ子
  • 『一九三一年日活オンパレード』:監督阿部豊、1930年12月31日公開
  • 『恋愛精算帳』(『戀愛精算帳』):監督伊奈精一、1931年4月1日公開
  • 『大日活アラモード』:監督阿部豊、1931年5月1日公開 - 近藤の妻
  • 『明日の太陽』:監督徳永フランク、1931年5月29日公開 - 春枝
  • 『しかも彼等は行く 前編』:監督溝口健二、1931年6月12日公開 - 南條の妻
  • 『しかも彼等は行く 後篇』:監督溝口健二、1931年6月12日公開 - 南條の妻
  • 『太平洋横断』:監督三枝源次郎、1931年6月23日公開
  • 『肥後の駒下駄』:監督渡辺邦男、1931年11月27日公開
  • 『旅は青空』:監督稲垣浩、製作片岡千恵蔵プロダクション嵯峨野撮影所、1932年7月14日公開 - 手品師・おかね
  • 『研辰の討たれ』:監督伊丹万作、製作片岡千恵蔵プロダクション、1932年11月17日公開 - 辰次女房お末
  • 『彼女の道』:監督熊谷久虎、1933年2月8日公開

日活多摩川撮影所

全て製作は「日活多摩川撮影所」、配給は「日活」、特筆以外は全てサイレント映画である。

  • 『愛憎峠』:監督溝口健二、1934年9月1日公開 - 南郷力丸 ※サウンド版
  • 『花嫁日記』:監督渡辺邦男、1934年10月4日公開 - 頭痛膏の奥さん

脚注

  1. ^ 『日本映画人名事典 女優篇 下巻』キネマ旬報社、1995年。
  2. ^ 『芸能人物事典 明治大正昭和』 日外アソシエーツ、1998年。
  3. ^ 日本映画データベースでは、1931年月日不明。
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