Chikara Tsugawa
Quick Facts
Biography
津川 力(つがわ ちから、1973年5月1日 - )は、東京都出身の元プロ野球選手(外野手)で、現プロ野球審判員。
来歴・人物
アマチュア時代
1986年、父親の勧めで高知県の明徳義塾中学校に入学。
1989年、明徳義塾高校に進学。
1991年、高校3年の夏に第73回全国高等学校野球選手権大会に出場。1回戦の市岐阜商戦で2本塁打を放ち注目され、同年のドラフトでヤクルトスワローズから4位指名を受ける。
プロ入り後
1992年、ヤクルトスワローズに入団。イースタンリーグでは96年に首位打者を獲得するなどの好成績を残したが、一軍での出場機会はほとんど得られず1999年に戦力外通告を受ける。その後オリックス・ブルーウェーブ、西武ライオンズ、横浜ベイスターズの3球団の入団テストを受けるがいずれも不合格に終わり、現役を引退した。
プロ引退後
2001年、パシフィック・リーグ審判部入局。審判員袖番号は22(入局から2010年までは22、2011年から2013年までは29)。
2005年のオールスターゲームで球宴初出場を果たし、第1戦で球審、第2戦でも審判を務めている。
2008年には8年目にして日本シリーズ初出場を果たした。(第4戦で球審。)経験年数10年未満での日本シリーズ出場は快挙といえる(2007年には同僚の秋村謙宏が9年目で日本シリーズ初出場を果たしているが、津川はさらに1年少ない年数での初出場である)。2010年にも日本シリーズに出場し第2戦で球審を務めた。
2012年5月16日、東京ヤクルトスワローズ対福岡ソフトバンクホークス戦の球審を務め、通算1000試合出場を達成した。
2016年セ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージ第四戦ではストライクゾーンの違いについて解説の野口寿浩に言及された。
2017年のWBCでは1次ラウンドA組のイスラエル対台湾戦で球審を務めた。
審判出場記録
- 初出場:2001年10月2日、ロッテ対日本ハム28回戦(千葉マリンスタジアム)、三塁塁審。
- 出場試合数:1719試合
- オールスター出場:2回(2005年、2013年)
- 日本シリーズ出場:4回(2008年、2010年、2017年、2019年)
(記録は2019年シーズン終了時)
表彰
- 審判員奨励賞:2回 (2010年、2017年)
- ファインジャッジ賞:1回(2016年)
(記録は2019年シーズン終了時)
脚注
- ^ SPORTS COMMUNICATIONS コラム 2010年2月8日 「津川力 第2回 人生を変えた2ホーマー」
- ^ 津川審判員が1000試合出場 サンケイスポーツ 2012年5月16日
- ^ セCS第4戦の勝敗を分けた初回6点 元捕手は今永に同情「球審が酷かった」 Full-Count 2016年10月16日
関連項目
- 東京都出身の人物一覧
- 東京ヤクルトスワローズの選手一覧