Chan Tzu-Hsien
Quick Facts
Biography
詹 子賢(ジャン・ズーシェン、1994年2月24日 - )は、台湾(中華民国)の台南市出身のプロ野球選手(外野手)。
経歴
2015年のアジア・ウィンター・リーグではチーム最多の15試合に出場し、打率.354を記録。決勝では日本プロ野球選抜を破り優勝を果たした。
2016年6月27日に開催された中華職業棒球大聯盟のドラフト会議で、中信兄弟から2位指名を受けた。契約金は420万台湾元。即戦力として期待されていたが、15試合の出場に留まった。
2017年は6月20日の富邦ガーディアンズ戦でCPBL史上22人目となる1試合3本塁打を記録した。7月には月間打率.439をマークした。最終的に83試合に出場し打率.350、17本塁打、60打点で新人王を獲得した。オフには2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表に選出された。
2018年6月12日の富邦ガーディアンズ戦でホームランを放ち、球団通算(前身を含む)1700本塁打目となった。7月8日のオールスターゲームの速球王対決では、自身最速となる147km/hを記録した。同月17日の富邦ガーディアンズ戦では自身初となるサヨナラホームランを放った。同月には打率.345、5本塁打、17打点をマークし月間MVPを獲得した。最終的には昨年よりも本塁打が半分ほど減少した。
2019年は6月8日のLamigoモンキーズで10回裏に王躍霖からCPBL通算100号目となるサヨナラホームランを記録した。同月20日のLamigoモンキーズ戦では球団通算(前身を含む)1800本塁打目となるホームランを放った。7月12日のLamigoモンキーズ戦では台中インターコンチネンタル野球場における通算6000安打目を記録した。最終的にはキャリア最多の111試合に出場し打率.351、26本塁打70打点をマークし、ベストナインを獲得した。オフには2019 WBSCプレミア12 チャイニーズタイペイ代表に選出されるも、台湾シリーズで不振であった為出場を辞退した。代わりにチームメイトの張志豪が選出された。
2020年は自己最多の112試合に出場し打率.333、20本塁打、80打点をマークした。しかし台湾シリーズでは昨年と同様に不振で終わった。オフには自身初となるゴールデングラブ賞を受賞した。
2021年は5月に打率.378、2本塁打、10打点を記録し月間MVPを獲得した。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球 団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 兄弟 | 15 | 49 | 46 | 5 | 14 | 1 | 0 | 2 | 21 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 7 | 1 | .304 | .347 | .457 | .804 |
2017 | 83 | 308 | 277 | 43 | 97 | 19 | 1 | 17 | 169 | 60 | 3 | 3 | 0 | 4 | 26 | 0 | 1 | 53 | 4 | .350 | .403 | .610 | 1.013 | |
2018 | 93 | 356 | 331 | 42 | 93 | 24 | 3 | 9 | 150 | 50 | 2 | 5 | 1 | 4 | 18 | 0 | 2 | 64 | 11 | .281 | .318 | .453 | .771 | |
2019 | 111 | 391 | 348 | 74 | 122 | 22 | 0 | 26 | 222 | 75 | 6 | 0 | 1 | 5 | 28 | 4 | 5 | 55 | 9 | .351 | .402 | .638 | 1.040 | |
2020 | 112 | 478 | 420 | 74 | 140 | 20 | 1 | 20 | 222 | 80 | 4 | 1 | 0 | 4 | 50 | 2 | 2 | 79 | 12 | .333 | .403 | .529 | .932 | |
通算:5年 | 414 | 1582 | 1422 | 238 | 466 | 86 | 5 | 74 | 784 | 271 | 15 | 9 | 2 | 17 | 125 | 6 | 10 | 258 | 37 | .328 | .382 | .551 | .933 |
- 2020年度シーズン終了時
年度別打撃成績所属リーグ内順位
年 度 | 年 齢 | リ | グ | 打 率 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 22 | CPBL | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
2017 | 23 | - | - | - | - | 8位 | - | - | - | - | - | |
2018 | 24 | - | - | 9位 | 6位 | - | - | - | - | - | - | |
2019 | 25 | 3位 | - | 10位 | - | 4位 | 10位 | - | 4位 | 2位 | 3位 | |
2020 | 26 | 5位 | 5位 | - | - | 9位 | 6位 | - | 4位 | 9位 | 9位 |
- 「-」は10位未満(打率、出塁率、長打率、OPSは規定打席未到達の場合も「-」と表記)
年度別守備成績
年 度 | 球 団 | 外野 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | ||
2016 | 兄弟 | 15 | 12 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2017 | 74 | 127 | 6 | 4 | 0 | .971 | |
2018 | 90 | 203 | 4 | 4 | 0 | .981 | |
2019 | 105 | 177 | 2 | 3 | 0 | .984 | |
2020 | 108 | 159 | 6 | 3 | 2 | .982 | |
通算 | 409 | 678 | 19 | 14 | 2 | .980 |
- 2020年度シーズン終了時
- 太字年はゴールデングラブ賞受賞
表彰
- 新人王(2017年)
- ベストナイン:1回(2019年)
- ゴールデングラブ賞:1回(2020年)
- 月間MVP:2回(野手部門:2018年7月、2021年5月)
- 台湾シリーズ最優秀選手:1回(2021年)
記録
- 初記録
- 初出場・初打席:2016年8月21日、対統一ライオンズ30回戦(新荘体育場野球場)、9回表に林王啓瑋の代打で出場、林其緯から左飛
- 初先発出場:2016年8月26日、対義大ライノズ30回戦(新荘体育場野球場)、7番・中堅手で先発出場
- 初安打:同上、3回裏に黄亦志から右前安打
- 初本塁打・初打点:2016年9月1日、対統一ライオンズ32回戦(新荘体育場野球場)、2回裏に江辰晏から中越2ラン
- 初盗塁:2017年4月16日、対Lamigoモンキーズ5回戦(台中インターコンチネンタル野球場)、4回裏に二盗(投手:王溢正、捕手:劉時豪)
- その他の記録
- オールスターゲーム出場:2回(2018年 - 2019年)
背番号
- 39(2016年 - )
代表歴
- 2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表
脚注
- ^ “中信兄弟、「二刀流」新人に高卒として台湾球界史上最高額の契約金 | 芸能スポーツ | 中央社フォーカス台湾 MOBILE”. japan.cna.com.tw. 2016年8月17日閲覧。
- ^ “詹子賢-詹欸”. www.facebook.com. 2018年7月18日閲覧。
- ^ TSNA. “詹子賢再見轟 笑說讓恰恰跑壘更輕鬆” (中国語). news.tsna.com.tw. 2019年6月8日閲覧。
- ^ “中職/林泓育8次最佳9人 MVP?” (中国語). tw.sports.yahoo.com. 2019年10月22日閲覧。
- ^ 中時新聞網. “12強賽》中華隊28人公布 外野竟沒陽岱鋼? - 體育” (中国語). 中時新聞網. 2019年10月1日閲覧。
- ^ “【12強賽】大賽比心理素質 林哲瑄、張志豪準備好了” (中国語). 蘋果新聞網. 2019年10月28日閲覧。
- ^ “中職頒獎典禮 | 詹子賢眼眶泛紅談台灣大賽 最想跟丘昌榮說抱歉 | 蘋果新聞網 | 蘋果日報” (中国語). 蘋果新聞網. 2020年11月16日閲覧。
- ^ 三立新聞網 (2020年11月9日). “金手套6人是新面孔 許基宏、詹子賢首度獲獎 | 運動 | 三立新聞網 SETN.COM” (中国語). www.setn.com. 2020年11月9日閲覧。
- ^ “中職5月MVP大混戰 詹子賢第2次” (中国語). tw.news.yahoo.com. 2021年6月1日閲覧。