Asahi Miwa
Quick Facts
Biography
美羽 あさひ(みわ あさひ、1981年7月15日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団宙組の娘役。
広島県広島市出身、広島市立美鈴が丘中学校卒業。
身長162cm、血液型A型。愛称は「まさみ」、「まちゃみ」。所属事務所は有限会社オーチャード。
来歴・人物
家族全員が宝塚ファンで、3歳からバレエを習い、中学1年生からは宝塚受験支援スタジオに通い、中卒で1発合格した。
「スタジオの夏期講習は家族の勧めで受講したが、親元を離れられ、存分にバレエが踊れるので楽しかった。宝塚受験を志す友人もたくさんでき、一緒にレッスンに励むうちに徐々に宝塚受験に気持ちが傾き、毎回夏期講習・冬期講習を受講した。しまいには月2回、泊まりがけでスタジオのレッスンに通うようになった」と語っている。
1997年に85期生として宝塚音楽学校入学。
1999年3月、宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は40人中3番。同年『ノバ・ボサ・ノバ』で初舞台を踏み、後に宙組に配属。同期には映美くらら(元月組トップ娘役)、柚希礼音(元星組トップスター)、桜一花、華形ひかる、真野すがた、青樹泉、彩那音(元月組トップスターである彩輝直の妹)、美鳳あや、舞咲りん、山科愛、神月茜、柊巴、銀河亜未、南海まり、十輝いりす、大海亜呼、音乃いづみ、七帆ひかるなどがいる。
宙組配属直後から、様々な役に抜擢されてきた。2000年には入団2年目でベルリン公演に選抜され、同年には新人公演初ヒロイン。大和悠河のトップ時代には2番手の蘭寿とむと組むことが多かった。新人公演やバウホール公演で数々のヒロインを演じ、本公演でも重要な役を任されており、2番手娘役として活躍。
2008年2月の『黎明の風/Passion愛の旅』の大劇場公演では、トップ娘役の陽月華が同公演の稽古中に左足首骨折で休演したため、ショーではトップ待遇の場面・衣装で代役を務めた。
2009年7月5日、『薔薇に降る雨/Amour それは…』の東京宝塚劇場公演千秋楽をもってトップコンビの大和・陽月と同時退団。
2010年3月に「CLUB SEVEN 6th stage!」にて、退団後初の舞台出演となる。現在は主に舞台女優として活動。
2014年1月に有限会社オーチャードの所属になったことを自身のブログで報告。
2015年、俵和也と結婚。
2016年8月25日、第1子女児を出産。
宝塚歌劇団時代の主な舞台出演
- 2000年1月 - 「砂漠の黒薔薇/GLORIOUS!!」新人公演:マルシナー(本役:南城ひかり)
- 2000年6月 - ベルリン公演に最下級生で参加。
- 2000年8月 - 「望郷は海を越えて/ミレニアム・チャレンジャー」新人公演:由布姫/エカテリーナII世(本役:花總まり)*新人公演初ヒロイン
- 2001年4月 - 「ベルサイユのばら2001」新人公演:マリー・アントワネット(本役:花總まり)*新公ヒロイン
- 2001年10月 - バウホール公演「フィガロ!」カロリーナ
- 2001年11月 - 「カステル・ミラージュ/ダンシング・スピリット」ローズ、新人公演:パティ(本役:彩乃かなみ)
- 2002年4月 - バウホール公演「エイジ・オブ・イノセンス」メイ・ウェランド *ふづき美世とWヒロイン
- 2002年7月 - 「鳳凰伝/ザ・ショー・ストッパー」ペルシャ王子、新人公演:アデルマ(本役:ふづき美世)
- 2002年12月 - シアター・ドラマシティ公演「聖なる星の奇蹟」ミア
- 2003年2月 - 「傭兵ピエール -ジャンヌ・ダルクの恋人-/満天星大夜總会」ソフィー、新人公演:アニエス(本役:貴柳みどり)
- 2003年8月 - 博多座公演「鳳凰伝/ザ・ショー・ストッパー」ペルシャ王子
- 2003年10月 - 「白昼の稲妻/テンプテーション」ジルダ、新人公演:ベラ・サヴォワ(本役:彩乃かなみ)
- 2004年2月 - 安蘭けいディナーショー「SENSE」
- 2004年5月 - 「ファントム」フローラ、新人公演:ソレリ(本役:彩乃かなみ)
- 2004年10月 - 全国ツアー公演「風と共に去りぬ」メラニー・ウィルクス
- 2005年1月 - 「ホテル ステラマリス/レヴュー伝説」マチルダ、新人公演:サリー・ブランシェット(本役:貴柳みどり)
- 2005年5月 - バウホール公演「Le Petit Jardin」セシル *ヒロイン
- 2005年8月 - 「炎に口づけを/ネオ・ヴォヤージュ」サフェード、新人公演:レオノーラ(本役:花總まり)*新公ヒロイン
- 2006年1月 - バウホール公演「不滅の恋人たちへ」ド・ラ・カルト侯爵夫人カトリーヌ/ルイーズ
- 2006年3月 - 「NEVER SAY GOODBYE -ある愛の軌跡-」テレサ
- 2006年8月 - 博多座公演「COPACABANA」ジンジャー
- 2006年9月 - 貴城けいコンサート「I have a dream」に出演
- 2006年11月 - 「維新回天・竜馬伝! -硬派・坂本竜馬III-/ザ・クラシック」お蝶
- 2007年4月 - バウホール公演「NEVER SLEEP」ブリジッド *ヒロイン
- 2007年6月 - 「バレンシアの熱い花/宙FANTASISTA!」シルヴィア
- 2008年2月 - 「黎明の風 -侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-/Passion 愛の旅」ジーン *陽月華の休演に伴い、代役としてショーのみトップ娘役格で出演
- 2008年7月 - 梅田芸術劇場公演「雨に唄えば」ゼルダ
- 2008年9月 - 「Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー」ヴィクトリア
- 2009年2月 - バウホール公演『逆転裁判 -蘇る真実-』レオナ・クライド *ヒロイン
- 2009年4月 - 「薔薇に降る雨/Amour それは…」ヘレン *退団公演、エトワール
宝塚歌劇団退団後の主な出演
舞台
- 2010年3月 - 「CLUB SEVEN 6th stage!」(天王洲銀河劇場)
- 2010年6月~7月 - 「ROCK'N JAM MUSICAL Ⅲ」(紀伊国屋ホール)
- 2010年12月 - SINK STAGE2「生命 over there…」(シアター風姿花伝)
- 2011年8月 - SINK STAGE3 「鳥籠」(サンモールスタジオ)
- 2012年4月 - 「道化の瞳」(シアタークリエ、愛知県芸術劇場大ホール、金沢歌劇座、サンケイホールブリーゼ)
- 2012年8月 - ミュージカル「パルレ Vol.3」(三越劇場)
- 2012年10月 - SINK STAGE4 「欲望」(シアターKASSAI)
- 2012年12月 - SCARECROWS16「雨」(萬劇場)
- 2013年4月 - WAHAHA本舗 全体公演「ラスト」(赤坂ACTシアター)*ゲスト出演
- 2013年7月~8月 - 「少女コゼット~Les Miserables~」(ルネこだいら・大ホール他 全国ツアー公演)
- 2013年9月 - abc★赤坂ボーイズキャバレー『裏』FINAL!『最後の充電』(博品館劇場)
- 2013年11月~12月 - 音楽座ミュージカル「ラブ・レター」(新宿文化センター大ホール、シアターBRAVA!、足利市民プラザ文化ホール、幸田町民会館さくらホール、町田市民ホール)
- 2014年5-7月 - 音楽座ミュージカル「泣かないで」(町田市民ホール、本特殊陶業市民会館ビレッジホール、東京芸術劇場プレイハウス、上野学園ホール、シアターBRAVA!)
- 2014年10-12月 - 音楽座ミュージカル「メトロに乗って」(町田市民ホール、新宿文化センター 大ホール、めぐろパーシモンホール 大ホール、大田区民ホール・アプリコ 大ホール、幸田町民会館さくらホール)
- 2015年6-7月 - 音楽座ミュージカル「ラブレター」(東京芸術劇場プレイハウス、町田市民ホール、日本特殊陶業市民会館、アステールプラザ 大ホール)
- 2015年10-11月 - 音楽劇「Sleeping Beauties~夢をあやつるマムの女王」(三越劇場、兵庫県立芸術文化センター)
コンサート・ライブ
- 2010年10月、「美羽あさひ ソロ・コンサート」(第一ホテル東京)
- 2011年11月、「Asahi Miwa Live2011」(Misic Restaurant La Donna)
- 2012年2月、「Asahi Miwa Live~in OSAKA~」(LIVE&RESTAURANT fun time Bonilla)
- 2013年5月、「Asahi Miwa Live2013」(Misic Restaurant La Donna)
- 2014年3月、「Asahi Miwa Live2014」(Misic Restaurant La Donna)
- 2015年2月、「Asahi Miwa Live2015」(Misic Restaurant La Donna)
関連項目
- 広島県出身の人物一覧
- 姿月あさと(美羽入団時の宙組トップスター。在団年:1987年 - 2000年)
脚注
- ^ 同名のタレント、久本雅美に由来
- ^ 『宝塚GRAPH』2008年10月号「波瀾爆笑!わが人生!」 P78-P80
- ^ 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』、阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、P111。ISBN 9784484146010
- ^ ご報告☆(美羽あさひオフィシャルブログ、2014年1月18日)
- ^ “元宝塚の美羽あさひ結婚報告「34歳といってもまだまだ未熟者」”.スポニチ (2015年7月15日). 2015年7月15日閲覧。
- ^ “元宝塚の美羽あさひ 第1子出産を報告「母として成長していきたい」”. スポニチアネックス. (2016年8月26日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/07/15/kiji/K20150715010740330.html 2016年8月26日閲覧。