Anthony Bianchi
Quick Facts
Biography
ビアンキ・アンソニー(Anthony Bianchi、1958年8月26日 - )は、アメリカ合衆国出身の日本の政治家。愛知県犬山市議会議員(4期)。2017年に市議会議長に就任した。「Bianchi」が姓だが「ビアンキ アンソニー」という表記で活動している。
来歴
ニューヨーク市ブルックリン出身。1976年6月、ザヴェリアン高校(Xaverian High School)卒業。同年9月、ニューヨーク大学に入学。映画制作の勉強に没頭する。1980年6月、同大学卒業。ロサンゼルスに移り、1981年からテレビ番組制作会社「エンバシー・コミュニケーションズ」に勤務。
制作していたテレビドラマ『The Jeffersons』の打ち切りと共に職を失う。1987年、ニューヨーク市役所に務めていた友人の紹介で、同市役所経済情報管理省に臨時職員として採用された。1988年、「ぎふ中部未来博」の一環として日本にホームステイしたい人を募集するという新聞記事を見つける。もともと日本に興味があり黒澤明の作品が好きだったビアンキは一宮市に住む日本人の家庭に12日間暮らした。
1989年8月、文部省の外国語指導助手(ALT)プログラムにより来日。愛知県庁義務教育課に勤務。1991年7月、退職。同年9月から1993年8月まで清洲町の中学校に勤めた。1995年、ワーグナー大学ELSセンター副学長に就任。
1996年4月から犬山市役所教育委員会に勤務し、犬山市独自の英語(NET)プログラムを作成した。2000年春、名古屋市出身の日本人と結婚。教育委員会はビアンキの様々な提案を「前例がない」「条例で決まっている」と却下した。「あきらめて米国に帰るか、政治の場から教育を変えるか二つに一つ」と考えた末、2002年9月に日本国籍を取得。2003年4月に行われた犬山市議会議員選挙に立候補し、トップ当選を果たした。
2006年9月5日、犬山市長の石田芳弘が翌年2月実施の愛知県知事選挙に立候補する意向を表明すると、10月19日、石田辞職に伴う市長選への出馬を表明した。同年12月17日に行われた市長選挙はビアンキを含め8人の候補者による戦いとなり、前県議の田中志典が当選した。
2007年4月の市議選で2期目の当選。現在4期目。
2017年5月11日、犬山市議会議長に立候補し、10対9、棄権1の僅差で議長選に勝利した。任期は申し合わせで2年間。
著書
- 『前例より、前進!―青い目の市会議員“奪戦記”』 風媒社、2014年10月20日。ISBN 978-4833111096。
脚注
外部リンク
- ビアンキアンソニー犬山市議会議員
- ビアンキ アンソニー - Facebook