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Japan
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Abito Itō
Japanese teacher

Abito Itō

The basics

Quick Facts

Intro
Japanese teacher
Places
Work field
Gender
Male
Birth
Place of birth
Tokyo, Japan
Age
82 years
Employers
University of the Ryukyus
Nishihara, Okinawa Prefecture, Japan
The details (from wikipedia)

Biography

伊藤 亜人(いとう あびと、1943年 - )は、日本の文化人類学者。専門は韓国研究、農村研究、開発人類学。東京大学名誉教授。伊藤亞人とも表記。

略歴

東京都生まれ。東京都立明正高等学校、東京大学教養学部を卒業後、1970年東京大学大学院社会学研究科修士課程修了。同年7月、同大学院博士課程を中退し教養学部助手。その後東京大学東洋文化研究所助手、教養学部教授、大学院総合文化研究科教授。その後、琉球大学大学院教授、早稲田大学教授。この間、ハーバード大学客員研究員、ソウル大学校招聘教授などを歴任。

研究

漂泊漁民への民俗学的な関心から、東京大学では文化人類学を専攻。泉靖一や李杜鉉(ソウル大学校教授・東京大学客員教授=当時)らから教えを受け、韓国研究を開始する。1972年以来30年以上に亘って、全羅南道珍島を中心に安東や済州島などで人類学的なフィールドワークを行い、農村の相互扶助組織、親族、宗教儀礼、セマウル運動などに関する論文を多数発表。

戦前の日本の文化人類学では、植民地政策に伴って韓国社会の研究が盛んであったが、その後は政治状況から停止状態にあった。伊藤は戦後の日本人として初めて韓国で本格的なフィールドワークを行い、日本の韓国研究をリードするとともに、韓国文化が現在ほど日本で知られていない時代から、平易な言葉で日本へ紹介し続けてきた。2002年には韓国政府から長年の功績をみとめられ、大韓民国文化勲章を受章。一方では1990年代以降、よさこい祭り(高知市)やYOSAKOIソーラン祭り(札幌市)を事例に、市民参加型の地域開発を研究。YOSAKOIソーランの立ち上げや運営には自ら関わりながら、実践志向型の開発人類学を切り開いてきた。

栄典

  • 韓国玉冠文化勲章 (2002)

おもな著作

単著

  • 『韓国』(暮らしがわかるアジア読本、河出書房新社、1996年)
  • 『韓国珍島の民俗紀行』(青丘文化社、1999年)
  • 『韓国夢幻―文化人類学者が見た七〇年代の情景』(新宿書房、2006年)
  • 『文化人類学者で読む日本の民俗社会』(有斐閣、2007年)
  • 『珍島―韓国農村の民族誌』(弘文堂、2013年)

監修

  • 『朝鮮を知る事典』(平凡社、1986年)

編著

  • 『もっと知りたい韓国』(弘文堂、1985年)
  • 『もっと知りたい韓国』第2版、全2巻(弘文堂、1997年)

共編著

  • (江淵一公)『儀礼と象徴―文化人類学的考察』(九州大学出版会、1983年)
  • (関本照夫・船曳建夫)『現代の社会人類学』全3巻(東京大学出版会、1987年)
  • (阿部年晴・荻原眞子)『民族文化の世界』上・下(小学館、1990年)
  • (韓敬九)『韓日社会組織の比較』(慶應義塾大学出版会、2002年)

共訳

  • (嶋陸奥彦)崔在錫『韓国農村社会研究』(学生社、1979年)
  • (嶋陸奥彦)金宅圭『韓国同族村落の研究―両班の文化と生活』(学生社、1981年)
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