李存乂

李 存乂（り そんがい、? - 926年）は、後唐の始祖李克用の六男。

同光3年（925年）、長兄の荘宗により睦王に封ぜられた。当時、魏州の男巫・楊千郎が超常的な法力を持つとして荘宗に尚書郎として重用され、皇宮において数々の巫術を行った。存乂と兄の李存渥は頻繁に楊千郎の家へ行き、複数人による性愛イベントに参加した。

李存乂は枢密使の郭崇韜の娘を妻としており、郭崇韜の一族の処刑後に悲しんだ。荘宗は内臣を派遣して楊千郎の家に入り込ませ、存乂の動向をスパイさせた。スパイは「存乂は酒宴中に怒って叫び、仇討ちを主張しました」と誣告した。荘宗は存乂と楊千郎を処刑した。その後、流言がさらに盛んに行われた。

• 『新五代史』
• 『旧五代史』
• 『資治通鑑』