田上 豊(たのうえ ゆたか、1983年 - )は、日本の劇作家・脚本家・演出家、熊本県熊本市出身。劇団田上パル主宰。芸術文化観光専門職大学助教授。
青年団演出部、一般財団法人地域創造リージョナル事業派遣アーティスト。奈良市アートプロジェクト舞台芸術プログラムディレクター。
人物
1983年、熊本県生まれ。桜美林大学文学部総合文化学科卒業。2006年、劇団「田上パル」を結成。
大学在学中にワークショップデザインを研究し、卒業後も教育現場を中心に、創作型、体験型のワークショップを全国各地で実施。高校、大学での表現科目「演劇」の授業を受け持つほか、演劇部の嘱託顧問も手掛ける。高校生、大学生とのクリエーション、リーディング、市民劇団への書き下ろし、海外共同制作など、劇団外での創作活動も展開している。
富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみでは2008年より3年間「キラリンク☆カンパニー」として劇団活動を行ったのち、2011年4月よりアソシエイト・アーティスト、2019年からは第4代芸術監督を務めた(〜2021年)。
主な作品
舞台
- MITAKA "Next" Selection 10th 田上パル『青春ボンバイエ』(作・演出、2009年)
- 田上パル×高校生×キラリふじみ『師走やぶれかぶれ』『新春やぶれかぶれ』(作・演出、2010年)
- 田上パル『右手にテニスボール』(演出、2011年)
- 田上パル『合唱曲第58番』(作・演出、2011年)
- キラリふじみレパートリー『Mother-river Homing』(作・演出、2012年~2014年)
- 田上パル『報われません、勝つまでは』3都市ツアー(作・演出、2013年)
- 青年団若手自主企画vol.61 『ヒューマンエラー』(作・演出、2014年)
- リーディング『胸騒ぎの放課後』(2014年)
- リーディング『夏の夜の夢』(2014年)
- 田上パル『プロジェクト7』(作・演出、2015年)
- キラリふじみレパートリー『Mother-river Homing』4都市ツアー(作・演出、2015年)
- 『奇想曲第58番』(2015年)
- リーディング『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』(2016年)
- リーディング『Mother-river Homing』(2016年)
- リーディング『Mother-river Welcome-華麗なる結婚-』(2016年)
- 田上パル『合唱曲第58番』2都市ツアー(作・演出、2016年)
- 東アジア文化都市2016奈良市 演劇部門 高校生と創る演劇『ならのはこぶね』(作・演出、2016年)
- キラリふじみレパートリー『僕の東京日記」(演出、2017年)
- 北九州芸術劇場プロデュース 『せなに泣く』(作・演出、2018年)
- キラリふじみ×東南アジア舞台コラボレーションvol.3日本・フィリピン共同制作『Kin-ball』(作・演出、2019年)
- 奈良市アートプロジェクト 青少年と創る演劇『奈良の夜の夢』(作・演出、2019年)
- 田上パル『Q学』全国9都市ツアー(作・演出、2019年)
- 田上パル『モガ歴史民俗資料館』(作・演出、2020年)
- 奈良市アートプロジェクト ならのまちと創る演劇『おっぱい饅頭』『ぜんざいマラソン』(作・演出、2020年)
- キラリふじみ芸術監督企画・夏の音楽会『モガ惑星』(総合演出、2021年)
- 田上パル『タジタジ道中膝栗毛』(作・演出、2021年)
- 文の京リーディングドラマ 文豪たちのことば ~文学作品×朗読×演劇~『三四郎』(演出・構成、文京シビックホール、2023年)
ドラマ
- NHK国際SDGsムービーキャンペーン 『働きがいと経済成長』(脚本、2021年)
脚注
出典
- ^ 芸術家と子どもたち 参加アーティスト、プロフィール
- ^ 芸術文化観光専門職大学、教員紹介
- ^ 青山学院大学社会情報学部学習コミュニティデザイン(LCD)研究ユニット「越境するアーティスト」、アーティスト田上豊氏インタビュー
- ^ キラリふじみ アソシエイトアーティスト 田上豊、プロフィール
- ^ 山本卓卓・田上豊・島貴之が文学作品をリーディングドラマ化「文豪たちのことば」、ステージナタリー(2023年2月15日)
- ^ 文の京リーディングドラマ 文豪たちのことば~文学作品×朗読×演劇~、公益財団法人文京アカデミー(2023年3月27日閲覧)