松尾 豊 (まつお ゆたか、1975年 - )は、日本の工学者。東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻の教授。日本ディープラーニング協会理事長、ソフトバンクグループ社外取締役を務める。香川県坂出市出身。専門分野は、人工知能、深層学習、ウェブ工学、ソーシャルメディア分析。ソーシャルメディアから現実世界の動向を探る「ソーシャルセンサ」の概念を世界で初めて提唱した。また、国内でディープラーニングの普及、産業活用に貢献した。叔父に東京大学名誉教授(建築学専攻)の松尾陽、国際電気通信連合事務局長を務めた内海義雄がいる。
略歴
学歴
- 1993年3月 香川県立丸亀高等学校卒業
- 1997年3月 東京大学工学部電子情報工学科卒業
- 1999年3月 東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻修士課程修了
- 2002年3月 東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻博士課程修了、博士(工学)
職歴
- 2002年4月 産業技術総合研究所研究員
- 2005年8月 スタンフォード大学言語情報研究センター(CSLI) 客員研究員
- 2007年10月 東京大学大学院工学系研究科 准教授
- 2014年4月 東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授
- 2019年4月 東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻教授、システム創成学科PSIコース コース長
- 2019年6月19日 ソフトバンクグループ取締役就任
学会活動
- 人工知能学会:倫理委員長 (2014-2018), 編集委員長 (2012-2014),副編集委員長 (2010-2012),編集委員 (2004-2010),学生編集委員 (