山田 雄司(やまだ ゆうじ、1967年4月15日 - )は、日本の歴史学者。三重大学教授。日本中世史専攻。博士(学術)。
来歴
静岡県生まれ。静岡県立沼津東高等学校卒業、1991年京都大学文学部史学科卒業。
京都府の亀岡市史編さん室を経て、1998年筑波大学大学院歴史・人類学研究科史学専攻博士課程修了、「崇徳院怨霊の研究」で博士。1999年三重大学人文学部講師、2001年助教授、2007年准教授、2011年教授。
2012年に大学の方針により、学術研究のなかった忍者を研究する。忍者に関する著書が多数あるほか、2016年に日本科学未来館で開催された「The NINJA」展を監修した。
2017年より大学が設立した国際忍者研究センター副センター長。
著書
- 崇徳院怨霊の研究(2001年2月、思文閣出版)
- 跋扈する怨霊 祟りと鎮魂の日本史(2007年8月、吉川弘文館<歴史文化ライブラリー>)
- 怨霊・怪異・伊勢神宮(2014年6月、思文閣出版)
- 怨霊とは何か(2014年8月、中央公論新社<中公新書>)
- “The Spirit of Ninja: A Study of the Global Ninja Craze”Kosaiji Books、2015
- 忍者の歴史(2016年4月、KADOKAWA<角川選書>)
- 忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く(2017年7月、幻冬舎<幻冬舎新書>)
- 忍者の精神(2019年5月、KADOKAWA<角川選書>)
共編・校訂
- 校訂『史料纂集 期外 [第3] 第7 北野社家日記 第7』(2001年9月、続群書類従完成会)
- 山澤学共校訂『史料纂集 古記録編 159 北野社家日記 第8』(2011年2月、八木書店)
- 監修、伊賀忍者研究会編『忍者の教科書 新萬川集海』(2014年2月、笠間書院)
- 吉丸雄哉、尾西康充共編著『忍者文芸研究読本』(2014年4月、笠間書院)
- 監修、伊賀忍者研究会編『忍者の教科書2 新萬川集海』(2015年2月、笠間書院)
- 監修『忍者修行マニュアル』(2015年11月、実業之日本社)
- 吉丸雄哉共編『忍者の誕生』(2017年3月、勉誠出版)
- 監修『忍者・忍術 超秘伝図鑑』(2017年7月、永岡書店)
- 監修『忍者大図鑑 人物・忍具・忍術』(2017年12月、金の星社)
- 監修『そろそろ本当の忍者の話をしよう』(2018年9月、ギャンビット)
- 編、三重大学国際忍者研究センター著『忍者学講義』(2020年2月、中央公論新社)