今井 麗(いまい うらら、1982年- )は日本の画家。
来歴
1982年、神奈川県に生まれる。
生まれつきの難聴をもち、2歳から6歳まで日本聾話学校に通う。父である油絵画家の今井信吾が、聾話学校に通う娘のために描いた日々の記録は、のちに『宿題の絵日記帳』(リトルモア 2017年)として出版された
。
小学校からは一般校に通い、小学校1年生のころから絵を描き始める。油絵画家だった父の影響で、最初から油絵具を使用している。初めて画家になりたいと思ったのは中学生のころ 。
2004年に多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業。2006年から本格的に画家として活動を始める。2009年多摩美術大学大学院美術研究科博士課程を満期退学。2012年にシェル美術賞本江邦夫審査員奨励賞を「ヒマラヤロックソルト」で受賞。2016年、植本一子のエッセイ『かなわない』の装画を担当し、バタートーストの絵が広く知られるきっかけとなる。2017年、虎屋のやわらか羊羹「ゆるるか」のリーフレットに作品が掲載される。2018年、初の画集『gathering』を刊行。
家族
父は油絵画家の今井信吾。夫は画家の西村有。3人の子がいる。
受賞歴
2012年 - シェル美術賞 本江邦夫審査員奨励賞
展覧会
- 2017年11月7日-11月23日 - 今井信吾・今井麗「『宿題の絵日記帳』とその後」展 - Title2階ギャラリー
- 2019年3月3日-3月31日 - 「LOVERS」 - xyz collective(東京)
- 2020年1月11日-3月22日 - 「project N78 今井麗」 - 東京オペラシティ アートギャラリー(東京)
- 2020年2月-3月 - 「MARCH」 - OIL by 美術手帖(東京)
- 2020年4月20日-5月16日 - 「LOVERS」 - Union Pacific(ロンドン)
- 2020年6月 - 「REVELATION」 - nidi gallery(東京)
- 2020年10月7日-10月19日 - 「AMAZING」 - 新宿高島屋美術画廊(東京)
- 2021年2月6日-4月3日 - 「AMAZING」 - Nonaka-Hill(ロサンゼルス)
- 2021年6月25日-7月18日 - 「MELODY」 - パルコミュージアムトーキョー(東京)
作品
静物画に興味を持ち、食卓や果物、ぬいぐるみなど、室内にある身近なモチーフを描く。油彩以外では絵が描けないと公言している。
装画
- 2011年 角田光代『曾根崎心中』リトルモア ISBN 978-4-89815-326-0 - 装丁家の鈴木成一から依頼を受け、徳兵衛とお初を描いた。
- 2016年 植本一子『かなわない』タバブックス ISBN 978-4-907053-12-3
- 2016年 椰月美智子『明日の食卓』KADOKAWA ISBN 978-4-04-104104-8 - 装画のタイトルは「SUMMIT」
- 2017年 鴻上尚史『ジュリエットのいない夜』集英社 ISBN 978-4-08-771108-0
- 2019年 『暮しの手帖』2019年8-9月号 表紙
作品集
- 2018年『gathering』baci ISBN 978-4-9908859-2-2
- 2021年『MELODY』PARCO出版 ISBN 978-4-86506-357-8
関連書籍
- 『宿題の絵日記帳』今井信吾 リトルモア 2017年 ISBN 978-4-89815-460-1
脚注