檜垣 立哉(ひがき たつや、1964年5月10日 - )は、日本の哲学者。文学博士(大阪大学)。大陸哲学やフランス現代哲学、日本哲学(主に京都学派)に関する研究を行う。専門は、生命論、応用倫理学、生命倫理学。大阪大学大学院人間科学研究科教授。埼玉県出身。
経歴
- 埼玉県生まれ。
- 1983年、武蔵高校卒。
- 1987年、東京大学文学部哲学科卒。
- 1992年、同大学院人文科学研究科博士課程中退、文学部助手。
- 1994年、埼玉大学専任講師。
- 1996年、助教授。
- 2000年、大阪大学大学院人間科学研究科助教授。
- 2009年、教授(現職)。
- 2011年、『瞬間と永遠:ジル・ドゥルーズの時間論』で大阪大学から文学博士を取得。
著書
単著
- 『ベルクソンの哲学――生成する実在の肯定』 勁草書房、2000年
- 『ドゥルーズ――解けない問いを生きる』 日本放送出版協会〈シリーズ・哲学のエッセンス〉、2002年
- 『西田幾多郎の生命哲学――ベルクソン、ドゥルーズと響き合う思考』 講談社現代新書、2005年/講談社学術文庫、2011年
- 『生と権力の哲学』 ちくま新書、2006年
- 『賭博/偶然の哲学 シリーズ・道徳の系譜』 河出書房新社、2008年
- 『ドゥルーズ入門』 ちくま新書、2009年/『ドゥルーズ』 ちくま学芸文庫、2019年
- 『瞬間と永遠――ジル・ドゥルーズの時間論』 岩波書店、2010年
- 『フーコー講義』 河出書房新社〈河出ブックス〉、2010年
- 『ヴィータ・テクニカ――生命と技術の哲学』 青土社、2012年
- 『子供の哲学――産まれるものとしての身体』 講談社選書メチエ、2012年
- 『ロボット・身体・テクノロジー』 大阪大学出版会、2013年
- 『哲学者、競馬場へ行く 賭博哲学の挑戦』青土社、2014年
- 『日本哲学原論序説 拡散する京都学派』 人文書院、2015年
共著・編著
- 『生命と現実』 木村敏との対話、河出書房新社、2006年、新版2017年
- 『ドゥルーズ/ガタリの現在』 小泉義之・鈴木泉共編、平凡社、2008年
- 『哲学という地図――松永哲学を読む』 村瀬鋼共編著、勁草書房、2010年
- 『生権力論の現在――フーコーから現代を読む』 編著、勁草書房、2011年
- 『いのちと病い――〈臨床哲学〉に寄せて』 共著、創元社、2012年
- 『ロボット・身体・テクノロジー』 編著、大阪大学出版会、2013年
翻訳
- レオ・ベルサーニ/アダム・フィリップス『親密性』宮澤由歌と共訳、洛北出版、2012年
- ニコラス・ローズ『生そのものの政治学 二十一世紀の生物医学、権力、主体性』監訳、叢書ウニベルシタス・法政大学出版局、2014年
- エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『食人の形而上学 ポスト構造主義的人類学への道』山崎吾郎と共訳、洛北出版、2015年
- ジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム 新訳』叢書ウニベルシタス・法政大学出版局、小林卓也と共訳、2017年
論文
脚注