板橋 拓己(いたばし たくみ、1978年10月28日 - )は、ヨーロッパ政治学者、成蹊大学法学部教授。
来歴
栃木県生まれ。2001年北海道大学法学部卒業、2008年同大学院法学研究科博士後期課程修了、「近代ドイツにおけるナショナリズムと「中欧」 ドイツ・ナショナリズム論の再検討」で博士(法学)。北海道大学法学研究科助教、成蹊大学法学部助教、2013年准教授。2016年教授。専攻は国際政治史、ヨーロッパ政治史。
エピソード
- 大学院修士課程では田口晃に、博士課程では遠藤乾に師事する。
著書
単著
- 『中欧の模索――ドイツ・ナショナリズムの一系譜』(創文社,2010年)
- 『アデナウアー――現代ドイツを創った政治家』(中央公論新社〈中公新書〉,2014年)
- 『黒いヨーロッパ――ドイツにおけるキリスト教保守派の「西洋(アーベントラント)」主義、1925~1965年』(吉田書店, 2016年)《2016年度日本ドイツ学会奨励賞受賞》
共著
- (西田慎・近藤正基・編)『現代ドイツ政治――統一後の20年』(ミネルヴァ書房, 2014年)
- (葛谷彩・小川浩之・西村邦行・編)『歴史のなかの国際秩序観――「アメリカの社会科学」を超えて』(晃洋書房, 2017年)
- (小川浩之・青野利彦)『国際政治史――主権国家体系のあゆみ』(有斐閣, 2018年)
共編著
- (遠藤乾)『複数のヨーロッパ――欧州統合史のフロンティア』(北海道大学出版会,2011年)
- (妹尾哲志)『歴史のなかのドイツ外交』(吉田書店,2019年)
翻訳
- (ジャック・ル・リデー著,田口晃共訳)『中欧論――帝国からEUへ』(白水社文庫クセジュ,2004年)
- (アンネッテ・ヴァインケ著)『ニュルンベルク裁判――ナチ・ドイツはどのように裁かれたのか』(中央公論新社〈中公新書〉, 2015年)
- (山中仁美著, 佐々木雄太監訳, 吉留公太・山本健・三牧聖子・浜由樹子共訳)『戦争と戦争のはざまで――E・H・カーと世界大戦』(ナカニシヤ出版, 2017年)
- (ヤン=ヴェルナー・ミュラー著)『ポピュリズムとは何か』(岩波書店, 2017年)
脚注
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.298
参考