桑原 滝弥(くわはら たきや、男性、1971年7月14日 - )は、日本の詩人。本名・桒原滝弥(くわはらたきや)。新聞などでは常用漢字外の文字の使用に制約があるため、桑原滝弥と表記されることが多く、著書などでも桑原の表記が一般的である。三重県四日市市出身。妻は、講談師の神田京子。
概略
演劇・音楽・パフォーマンス活動を経て、1994年、詩作を開始。 処女作『えりなのプロフィール』は、新潮文庫『あなたにあいたくて生まれてきた詩 / 宗左近・選』に収録。 以降、「あらゆる時空を" 詩 "つづける」をモットーに、紙誌、舞台、映像等、様々な媒体で作品を発表。詩人・谷川俊太郎との競演イベント『俊読』(全国開催)や、言の葉Tシャツの製作などの企画も多数手掛ける。海外での活動や、妻の講談師・神田京子との詩芸ライヴ、他ジャンルとのコラボレーションも積極的に展開。東日本大震災被災地の歌『たしかなる風 ~ふるさと久之浜~』を作詞(作曲・谷川賢作)。著書に詩集『花火焼』(にこにこ出版)、写真詩集『メオトパンドラ』(写真家・キッチンミノル共著/FOIL)ほか。詩芸企画『詩人類』代表。
人物
一人芝居に近いスポークン・ワードを行い、出版メディアよりもライブパフォーマンスをメインフィールドとしている詩人である。独自の作風、パフォーマンス、活動内容から、しばしば「孤高の詩人」と称されることがある。
著作
詩集
- 花火焼(2004年、にこにこ出版)
- 灰寿(2012年、詩人類)
写真詩集
- メオトパンドラ(写真家・キッチンミノル共著、2016年、FOIL)
アンソロジー
- あなたにあいたくて生まれてきた詩(宗左近編、処女作『えりなのプロフィール』収録、2000年、新潮社)
歌詞
- たしかなる風〜ふるさと久之浜〜(2012年、いわき芸術文化交流館アリオス企画『タイムカプセル2012』合唱曲、作曲・谷川賢作)
- トブシルのうた(2012年、いわき芸術文化交流館アリオス企画『タイムカプセル2012』合唱曲、作曲・谷川賢作)
インタビュー・対談
- いま、詩を生きる(2018年、日本スポークンワーズ協会)
連載
- PAPER DRIVE(2014年12月 - 2017年9月、自伝エッセイ『詩人失格』、PAPER DRIVE)
- シェルスクリプトマガジン(2015年5月 - 現在、毎号コンピューター用語をタイトルに詩作、USP研究所)
出演
イベント
- tamatogi(2004年6月 - 現在、都内を中心に開催 )プロデュース兼
- 俊読(2006年1月 - 現在、全国で開催)プロデュース兼
- ニッポン・コネクション「Samurai Koudan vs Harakiri Poem」(2010年4月、ドイツ・フランクフルト、ゲーテ大学内 Festivalzentrum Cafe)
- タイムカプセル2012(2012年7月 - 2013年3月、いわき市内各所で開催。いわき芸術文化交流館アリオス)
- モンゴル・日本文化交流「ナーダム」記念公演(2013年7月、モンゴル・ウランバートル〜エルデネト〜ダルハン、三都市公演)
- 第三回多次元フェスティバル in Berlin(2015年8月、ドイツ・ベルリン、Heilig Kreuz Kirche)
- Japanese Poets North of the 49th(2016年10月、カナダ・バンクーバー、Visual Space Gallery他、全七公演)
- 2018年国際平和のための世界経済人会議(2018年11月、広島国際会議場)
映画
- Living Behavior 不可思議/wonderboy 人生の記録 (2015年)
テレビ
- 情報フレッシュ便 さらさらサラダ(2008年8月、2009年11月、NHK名古屋)詩作、レポーター
ラジオ
- 桑原滝弥のEveningWeave(2002年4月 - 12月、FMよっかいち)
演劇
- にんにん忍者でんエモン一座(2009年9月 - 2011年10月、世田谷パブリックシアター@スクール公演)
ナレーション
- TV「笑う岐阜に福来る 〜第6回全日本学生落語選手権〜」(2009年5月、NHK)
脚注