五野井隆史(ごのい たかし、1941年6月11日- )は、日本の歴史学者、東京大学名誉教授。北海道えりも町生まれ。キリシタン史を専門とする。政治学者の五野井郁夫を子息に持つ。
略歴
- 1971年 上智大学大学院文学研究科博士課程を単位取得して退学する。
- 1987年 文学博士(九州大学)学位請求論文『徳川初期キリシタン史研究』
職歴
- 東京大学史料編纂所で、助教授を経て教授を務める。
- 2003年に東京大学を定年退官して英知大学で教授を務める。
- 2012年に聖トマス大学を退職する。
著書
- 『徳川初期キリシタン史研究』吉川弘文館 1983
- 『日本キリスト教史』吉川弘文館 1990
- 『ペトロ岐部カスイ』大分県教育委員会 1997/教文館 2008
- 『日本キリシタン史の研究』吉川弘文館 2002
- 『支倉常長』吉川弘文館<人物叢書> 2003
- 『大航海時代と日本』渡辺出版 2003
- 『キリシタンの文化』吉川弘文館、2012
- 『島原の乱とキリシタン 敗者の日本史14』 吉川弘文館 2014
- 『キリシタン信仰史の研究』吉川弘文館 2017
- 『ルイス・フロイス』吉川弘文館<人物叢書> 2020
監修・共著ほか
- 『長崎県の歴史 県史』瀬野精一郎・新川登亀男・佐伯弘次・小宮木代良共著、山川出版社 1998
- 『旅する長崎学』全4巻 長崎県 企画、デ・ルカ・レンゾ・片岡瑠美子共監修、長崎文献社 2006
- 『う〜こんどのと歩く高山右近ガイドブック』監修・女子パウロ会 2016
- 『キリシタン大名 布教・政策・信仰の実相』監修・宮帯出版社 2017
論文
関連項目
五野井郁夫
脚注