空木 春宵(うつぎ しゅんしょう、1984年 -)は、日本のSF作家。静岡県出身。
経歴
駒澤大学文学部国文学科在学中の2011年、投稿作「繭の見る夢」が第2回創元SF短編賞にて佳作を受賞。同作がオリジナルアンソロジー『原色の想像力〈2〉』(2012年3月刊)に収録され、作家デビューとなった。
2021年4月より、日本SF作家クラブ会員。変格ミステリ作家クラブ会員。
作品リスト
単行本
- 『感応グラン=ギニョル』(東京創元社、2021年7月)ISBN 978-4488018436
- 『感傷ファンタスマゴリィ』(東京創元社、2024年4月)ISBN 978-4-488-02103-0
アンソロジー収録作品
- 「繭の見る夢」 - 『原色の想像力〈2〉』(創元SF文庫、2012年3月)収録
- 「終景 累ヶ辻」 - 『時を歩く 書き下ろし時間SFアンソロジー』(創元SF文庫、2019年10月)収録
- 「地獄を縫い取る」 - 『GENESiS 白昼夢通信 創元日本SFアンソロジー2』(東京創元社、2019年12月)収録
- 後に『ベストSF2020』(大森望/編、竹書房文庫、2020年7月)に採録された。
- 「メタモルフォシスの龍」 - 『GENESiS されど星は流れる 創元日本SFアンソロジー3』(東京創元社、2020年8月)収録
- 「夜の、光の、その目見の、」 - 『狩りの季節 異形コレクションLII』(光文社文庫、2021年11月)収録
- 「死にたがりの王子と人魚姫」 - 『ギフト 異形コレクションLIII』(光文社文庫、2022年4月)収録
- 「R_R_」 - 『2084年のSF』(日本SF作家クラブ/編、ハヤカワ文庫JA、2022年5月)収録
- 「さよならも言えない」 - 『Genesis この光が落ちないように』(東京創元社、2022年9月)収録
- 「超自然現象」 - 『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』(KADOKAWA、2022年11月)収録
- 「罪喰の巫女」 - 『ミステリー小説集 脱出』(中央公論新社、2024年5月)収録
- 「バルトアンデルスの音楽」 - 『地球へのSF』(日本SF作家クラブ/編、ハヤカワ文庫JA、2024年5月)収録
文芸誌掲載作品
- 小説
- 「感応グラン=ギニョル」 - 『ミステリーズ!』vol.96(東京創元社、2019年8月)掲載
- 「徒花物語」 - 『Webミステリーズ!』2020年12月28日(東京創元社)配信
- 「ウィッチクラフト≠マレフィキウム」 - 『紙魚の手帖』vol.02 DECEMBER 2021(東京創元社)掲載
- エッセイなど
- 「空木春宵『感応グラン=ギニョル』ここだけのあとがき」 - 『Webミステリーズ!』2021年7月14日(東京創元社)配信
- 「私的偉人伝」 - 『小説すばる』2020年11月号(集英社)掲載
- 「私の黒歴史」 - 『小説 野性時代』2022年2月号(KADOKAWA)掲載
脚注
外部リンク