戸頃 重基(ところ しげもと、1911年5月14日 - 1977年3月1日)は、倫理学者、日蓮宗の仏教学者。
東京生まれ。1935年立正大学文学部宗教学科卒。39年同大学院修了。1944年東北帝国大学法文学部哲学科修了。金沢大学法文学部助教授、教授。文学博士。
著書
- 『自由の哲学』近藤書店 1947
- 『宗教と唯物弁証法』白揚社 1948
- 『社会学的倫理学』理想社 1953
- 『新しい道徳教育の原理と方法』理想社 1958
- 『現代倫理学概論 科学対道徳の歴史と理論および実践』理想社 1960
- 『日本的モラルの病理』三一新書 1960
- 『現代の組織悪』明治図書出版 教育問題新書 1964
- 『日蓮の思想と鎌倉仏教』富山房 1965
- 『近代日本の宗教とナショナリズム』富山房 1966
- 『日蓮という人 その虚像と実像』至誠堂新書 1966
- 『鎌倉仏教 親鸞と道元と日蓮』中公新書 1967 「鎌倉佛教 親鸞・道元・日蓮」文庫
- 『庭野日敬論』冬樹社 1970
- 『近代社会と日蓮主義 日本人の行動と思想』評論社 1972
- 『仏教と社会との対話 仏教社会学入門』春秋社 1973
- 『日蓮教学の思想史的研究』富山房 1976
- 『仏教とモラルの対話 戸頃重基論文集』富山房 1980
共著など
- 『日本思想大系 14 日蓮』高木豊共校注 岩波書店 1970
- 『天皇制と日本宗教』編 伝統と現代叢書 1973
- 『本願寺教団の危機』家永三郎他共著 白藤書房 現代と親鸞叢書 1976
- 『天皇制と日本宗教 増補』丸山照雄共編 伝統と現代社 1980
論文
注
- ^ 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 2 (学術・文芸・芸術篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年、740頁。
- ^ 『人物物故大年表』
- ^ 『鎌倉仏教』中公文庫・著者紹介
- ^ 著者紹介文にあるが確認できない