田島 節夫(たじま さだお、1925年 - 2007年10月15日)は、日本の哲学者。東京都立大学名誉教授。
来歴
東京大学文学部哲学科卒。旧東京都立大学教授を務め、のち名誉教授。ベルクソン以後のフランス哲学のほか、フッサールなど、実存主義、構造主義、現象学、記号論などの研究で知られる。
2007年、肺癌のため死去。
著書
- 実存主義と現代 (現代思潮社、1962年)
- 構造主義と弁証法 (せりか書房、1968年)
- 言語と世界 現象学から構造の哲学へ (勁草書房、1973年)
- 人類の知的遺産 58 フッサール (講談社、1981/「フッサール」 講談社学術文庫、1996年)
- 言語と世界 現象学から構造の哲学へ (勁草書房、1983年)
- 現象学と記号論 (世界書院、1988年)
共編著
- 実存主義 (鈴木亨 青木書店、1957年)
- 現代哲学入門 (山崎正一共編 有斐閣、1963年)
- 哲学研究案内 現代の哲学と諸科学 (山崎正一共編 有斐閣、1964年)
- 講座・現代の哲学 1-5 (共編 弘文堂, 1977-78年)
- 西洋哲学の展開 (国嶋一則編 公論社, 1993年)
- 思想の鍵 哲学と倫理の課題 (共著 勁草書房, 1995年)
翻訳
- 実存主義 (ポール・フールキエ 矢内原伊作共訳 白水社(文庫クセジュ)、1952年)
- アラン著作集 第8巻 わが思索のあと (白水社、1960年)
- ベルグソン全集 第2 物質と記憶 (白水社、1965年)
- 現代フランスの哲学 実存主義・現象学・構造主義 (ピェール・トロティニョン 白水社(文庫クセジュ)、1969年)
- 認識論 (ロベール・ブランシェ 二瓶孝次共訳 白水社(文庫クセジュ)、1973年)
- 今日のフランス思想 (エドゥアール・モロ=シール 軍司敏共訳 白水社、1974年)
- 構造主義 (ルイ・ミレ、M.ヴァラン・ダンヴェル 監訳 青土社、1974年)
- レヴィ=ストロース (ピエール・クレサン 監訳 青土社、1974年)
- シャトレ哲学史 人間科学と哲学 (監訳 白水社、1975年)
- 幾何学の起源 (E.フッサール 矢島忠夫、鈴木修一訳 青土社、1976年)
- 親族の基本構造 (クロード・レヴィ=ストロース 馬淵東一共監訳 番町書房、1977年 - 1978年)