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Biography
大友 直人(おおとも なおと、1958年5月19日 - )は、日本の指揮者。梶本音楽事務所所属。
来歴
東京都豊島区出身。両親ともに芸術家ではなく一般家庭に育つ。父は日本電波塔株式会社社長を務めた。義父は建築家の長島孝一。
東京学芸大学附属竹早中学校から桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学卒業。
桐朋学園で指揮・作曲・ピアノ・コントラバスを学ぶ。桐朋学園大学2年生よりNHK交響楽団指揮研究生となり4年生の時にN響デビュー。大学卒業後はN響副指揮者に就任。
指揮法を齋藤秀雄、小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。
1982年早稲田大学交響楽団の西ドイツ(当時)演奏旅行で指揮者を務め、ベルリンのフィルハーモニーザールなど15都市で公演。
1986年より1988年まで日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者。
1991年より東京交響楽団正指揮者、2004年より同楽団常任指揮者。東京芸術劇場では「大友直人プロデュースによるコンサート」を展開し、様々なソリストと共演する。
1995年京都市交響楽団正指揮者に就任。1996年より同楽団首席指揮者、2001年より常任指揮者に就任し、2004年からはアーティスティック・アドヴァイザーを兼任。2008年に常任指揮者を辞し、同楽団初となる桂冠指揮者の称号を得る。
2000年春、琉球交響楽団ミュージック・アドヴァイザーに就任。2001年3月に同楽団設立コンサートを指揮し、以来、琉響とは度々共演している。
2001年より、アラン・ギルバートとともに国際教育音楽祭「ミュージック・マスターズ・コースinかずさ」にて創設芸術監督を務め、以降毎年、同音楽祭を開催している。
2004年から2012年まで東京文化会館音楽監督(初代)を務めた。
2005年5月、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチと共に「1000人のチェロ・コンサート」の指揮を担当。
2008年9月、第7回斎藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
群馬交響楽団音楽監督に就任。京都市立芸術大学客員教授に就任。
海外公演ではコロラド交響楽団、インディアナポリス交響楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ハワイ交響楽団などのオーケストラと共演している。
世界芸術文化振興協会の理事も努めており、会長の半田晴久の理念に共感した旨を述べている。
桐朋学園大学同窓会副会長。
レパートリー
レパートリーは古典音楽から現代音楽、ポップ・ミュージック、映画音楽、アニメソングと幅広く、とりわけエドワード・エルガーやグスターヴ・ホルスト、ヴォーン=ウィリアムズなど英国音楽や、三枝成彰や千住明、冨田勲、黛敏郎など邦人作曲家の作品の紹介に力を注いでいる。また、いわゆる佐村河内守の交響曲第1番"HIROSHIMA"もレコーディングしたり、ゴースト・ライター問題が発覚するまではコンサートで採り上げるなどしていた。
NHK交響楽団との共演も多く、大河ドラマのテーマ曲指揮も数多く担当している(『太平記』『炎立つ』『花の乱』『秀吉』)。
ポピュラー・ミュージシャンでは加山雄三、JUJU、谷村新司、玉置浩二、藤井フミヤなどと共演している。
オペラの演奏にも積極的であり、雅楽など邦楽演奏家との共演多数。