山本 むつみ(やまもと むつみ)は、日本の脚本家。北海道旭川市出身。
人物
北海道旭川北高等学校から北海道大学教育学部に進学し、卒業後は、東京のアスキーなどで編集者をしながら、シナリオ・センター「シナリオ作家養成講座」を受けた。2001年、『川留め騒動始末』の脚本がBKラジオドラマ脚本賞佳作に選ばれ、翌2002年、四国放送公募の入選作『阿波藍の唄が聴こえる』が開局50周年記念ラジオドラマとして放送された。
2003年、第31回NHK創作ラジオドラマ脚本懸賞に『唐木屋一件のこと』で応募し、最優秀賞を受賞。その受賞をきっかけに翌2004年、『御宿かわせみ』でテレビドラマの脚本家デビュー。その後も編集者と脚本家を兼業したが、2006年の『結婚式へ行こう!』より脚本家専業に。2010年前期のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』で広く注目を集め、2013年には、NHK大河ドラマ『八重の桜』の脚本を担当した。
主な作品
テレビドラマ
- 御宿かわせみ〜第二章〜(2004年、NHK)
- 慶次郎縁側日記 1(2004年、NHK)
- 御宿かわせみ〜第三章〜(2005年、NHK)
- 秘太刀 馬の骨(2005年、NHK)
- 慶次郎縁側日記 3(2006年、NHK)
- 結婚式へ行こう!(2006年、TBS)
- トップセールス(2008年、NHK)
- 元気を出して(2008年、TBS)
- ゲゲゲの女房(2010年、NHK)
- 塚原卜伝(2011年、NHK BSプレミアム)
- 大地のファンファーレ(2012年、NHK)
- 八重の桜(2013年、NHK)
- 相棒シリーズ (テレビ朝日)
- season12 第15話「見知らぬ共犯者」(2014年)
- season13 第13話「人生最良の日」(2015年)
- season14 第16話「右京の同級生」(2016年)
- season15 第4話「出来心」(2016年)、第11話「アンタッチャブル」(2017年)
- season16 第9話「目撃しない女」(2017年)、第12話「暗数」(2018年)
- season17 第6話「ブラックパールの女」(2018年)、第12話「怖い家」(2019年)
- season18 第17話「いびつな真珠の女」(2020年)
- 大江戸捜査網2015〜隠密同心、悪を斬る!(2015年、テレビ東京)
- コウノドリ(2015年、TBS)
- 女たちの特捜最前線 第5話(2016年8月18日、テレビ朝日)
- 石川五右衛門 第6話(2016年、テレビ東京)
- 伝七捕物帳(2016年、NHK BSプレミアム)
- 伝七捕物帳 2(2017年、NHK BSプレミアム)
- 遺留捜査 第4シリーズ 第8話(2017年9月7日、テレビ朝日)
- ヘヤチョウ(2017年12月17日、テレビ朝日)
- Aではない君と(2018年9月21日、テレビ東京)
- 小吉の女房(2019年、NHK BSプレミアム)
- 病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜(2020年、テレビ東京)
- 陰陽師(2020年、テレビ朝日)
映画
- いつまた、君と ~何日君再来(ホーリージュンザイライ)~(2017年、ショウゲート)
ラジオドラマ
- 阿波藍の唄が聴こえる(2002年、四国放送、ギャラクシー賞奨励賞)
- 唐木屋一件のこと(2003年、NHK-FM)
- 不思議屋不動産(2003年、NHK-FM)
- 明治おばけ暦(2007年、NHK-FM、放送文化基金賞優秀賞受賞)
- 成田屋おまつ(2008年、NHK-FM)
他
舞台作品
脚注