Keiji Tanaka
Japanese biologist
田中 啓二(たなか けいじ、1949年4月10日 - )は、日本の生物学者。東京都医学総合研究所理事長兼所長。ハーバード大学のアルフレッド・L・ゴールドバーグとともにプロテアソームを発見した。徳島大学助教授・東京大学教授などを歴任。日本学士院賞等を受賞。文化功労者選出。
徳島県徳島市に、元職業軍人の子として生まれる。1968年徳島県立城北高等学校卒業。1972年徳島大学医学部栄養学科卒業。市原明に師事し、1974年徳島大学大学院栄養学研究科修士課程修了。1976年徳島大学大学院医学研究科博士課程中退、徳島大学酵素研究施設助手。1980年徳島大学より医学博士の学位を取得。1981年から1983年までハーバード大学医学部生理学部門に研究員として留学。
1995年徳島大学酵素科学研究センター助教授に昇格。1996年東京都臨床医学総合研究所分子腫瘍学研究部門部長。1998年東京大学大学院新領域創成科学研究科連携講座教授。2002年東京都医学研究機構東京都臨床医学総合研究所副所長。2006年東京都医学研究機構東京都臨床医学総合研究所所長代行。2011年東京都医学総合研究理事長兼所長、日本学術会議会員。この間、東京医科歯科大学客員教授、お茶の水女子大学客員教授、順天堂大学客員教授、新潟大学客員教授、徳島大学客員教授などを歴任した。