伊藤 毅(いとう たけし、1918年5月3日 - 1999年9月11日)は日本の音響工学者。
1964年東京オリンピックの開・閉会式の音響をまとめた功績等が評価され、日本放送協会放送文化賞などを受賞。
略歴
- 1942年(昭和17年)早稲田大学理工学部電気工学科卒業。
- 1949年(昭和24年)早稲田大学助教授。
- 1959年(昭和34年)早稲田大学教授。工学博士。
- 1989年(平成元年)早稲田大学定年退職、同大学名誉教授。
役職
- 1974年 日本オーディオ協会常任理事
- 1975-1977年 日本音響学会会長
- 1978年 Acoustical Society of America, Fellow
- 1979年 Audio Engineering Society of America, Fellow
- 1982年 日本音響学会名誉会員
- 1983年 AES Life Fellow
受賞
- 1969年 通商産業大臣表彰(音響機器のJIS制定普及につき)
- 1977年 大隈記念学術褒章受章
- 1978年 藍綬褒章受章
- 1979年 電子通信学会昭和53年著述賞受賞
- 1988年 第39回日本放送協会放送文化賞受賞
- 1990年 勲三等瑞宝章、従五位
- 1999年 勲二等瑞宝章、正五位
著書
- 音響工学原論(上)、(下)(1955年)
- 騒音制御工学(1969年)
- 音響工学(1977年)
音楽歴
- 1937~1943年(昭和12年~18年)平岡次郎に師事。ピアノと作曲を学ぶ。
- 1939~1940年(昭和14~15年)尾崎宗吉に和声法と対位法を学ぶ。
- 1940~1944年(昭和15~19年)諸井三郎に師事、作曲法を学ぶ。
- 1987年(昭和62年~)日本作曲家協議会会員。
- 1989年(平成元年)CD『伊藤毅ピアノ作品集』。