今出川 実直(いまでがわ さねなお)は、南北朝時代から室町時代初期にかけての公卿。権大納言・今出川実尹の子。官位は従一位・右大臣。
延文3年/正平13年(1358年)に従三位となり、公卿に列する。その後は周防権守・参議・権中納言・権大納言・内教坊別当・左近衛大将などを歴任。応永元年(1394年)に内大臣を経ずして右大臣に任官。翌年官職を辞すも従一位を授与される。
応永3年(1396年)5月に兄・公直が嗣子無く薨去し、家督を継ぐも、同年同月中に後を追うように実直も薨去した。子・公行が今出川家の名跡を継いだ。