松崎 仁(まつざき ひとし、1923年(大正12年)3月14日 - 2013年(平成25年)2月26日)は、日本近世演劇研究者。
人物
神奈川県横浜市生まれ。父は長野県士族で官僚の松崎謙二郎。母は横浜の貿易商中村房次郎の長女。1949年、東京帝国大学文学部国文学科卒業。学習院中・高等科教諭。1957年、清泉女子大学助教授。1959年、立教大学文学部助教授、教授。1989年、定年退任、名誉教授、梅光女学院大学教授。1995年、「歌舞伎・浄瑠璃・ことば」で九州大学博士(文学)、日本演劇学会河竹賞受賞。1998年、梅光女学院大を退職、名誉教授。
著書
- 『元禄演劇研究』東京大学出版会、1979
- 『歌舞伎・浄瑠璃・ことば』八木書店、1994
- 『舞台の光と影 近世演劇新攷』森話社、2004
共編著
- 『シンポジウム日本文学 7 近松』司会 学生社、1976
- 『年表資料近世文学史』白石悌三、谷脇理史共編 笠間書院、1977
- 『西鶴と近松 おなつ清十郎・おさん茂兵衛』白石悌三共編 和泉書院、1982
- 『俊寛 平家・謡曲・浄瑠璃』景山正隆共編 新典社、1985
校注・翻訳
- 上田秋成『雨月・春雨物語』ポプラ社 古典文学全集、1966
- 『西鶴名作物語 若い人への古典案内』社会思想社 現代教養文庫、1971
- 並木五瓶『五大力恋緘』全注 講談社学術文庫、1982
- 『歌舞伎オン・ステージ 夏祭浪花鑑・伊勢音頭恋寝刃』編著 白水社、1987
- 『新日本古典文学大系 近松浄瑠璃集』岩波書店、1993 - 95
脚注