村上 啓夫(むらかみ ひろお、1899年 - 1969年)は、日本の翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒業。
大正期から、ノンフィクション、推理小説などを訳した。
著書
- マゼラン 講談社 1954(世界伝記全集)
- 少年少女世界伝記全集 1(アメリカ編 1) ピアリー 講談社 1960
翻訳
- メイ・フラワア号 ブラスコ・イバネス アルス 1924
- 麺麭を求めて シェンキウヰッチ アルス 1925
- 性と性格 オツトオ・ワイニンゲル アルス 1925
- 世界大思想全集 第45巻 社会理論 コール 社会改造の原理 ラッセル 春秋社 1929
- ダーウィン全集 第8 人間及び動物の表情 白揚社 1938
- 鋼鉄王クルツプ ウイルヘルム・ベルドロー 生活社 1939
- 東方への空の旅 リンドバーグ 育生社弘道閣 1942
- 世界大戦回顧録 ロイド・ジョージ 内山賢次、片岡貢共訳 改造社 1940-1942
- 海底二万里 ジュール・ヴェルヌ フタバ書院成光館 1943
- 神々の座 印度・西蔵紀行 ヘルベルト・ティヒー 鎌倉書房 1944
- 日本を観る ジョン・ラサーダ 鎌倉書房 1946
- 新版千一夜物語 ロバート・ルイス・スティーヴンスン 鎌倉書房 1948
- 暁を見ずに ステヴァン・ハヴェラナ 牧書房翻訳室 1950
- 勇敢な人々 第2 第二戦線の前夜 アーニー・パイル 牧書房翻訳室 1950
- 水郷物語 マージョリ・キナン・ローリングス 早川書房 1951
- 六人の偉人物語 ナサニエル・ホーソン 東洋書館 1952(こども図書館)
- 少年デヴイツド物語 R.L.ステイヴンスン 双葉書房 1952
- ゼンダ城の虜 あるイギリス紳士の生涯における三ケ月の物語 アントニー・ホープ 日本出版協同 1953
- 自殺倶楽部 R.L.スティーヴンソン 日本出版協同 1953
- デイン家の呪 ダシール・ハメット 日本出版協同 1953
- 私たちは孤独ではない ジェイムズ・ヒルトン 早川書房 1954 のち文庫
- 忘られぬ死 アガサ・クリスティー 早川書房 1954
- 地底旅行 ジュール・ベルヌ 講談社 1955(世界名作全集)
- 犯行以前 フランシス・アイルズ 早川書房 1955 改題「リナの肖像」
- 樽 F・W・クロフツ 早川書房 1957(世界探偵小説全集)
- ポアロのクリスマス アガサ・クリスティー 早川書房 1957 のち文庫
- マゼランと少年 ケント 講談社 1958(少年少女世界探検冒険全集)
- マンハッタンの悪夢 トマス・ウォルシュ 東京創元社 1959
- マルタの鷹 ダシール・ハメット 東京創元社 1959 のち文庫
- 快盗ルビイ・マーチンスン ヘンリイ・スレッサー 早川書房 1960 のち文庫
- 炎のなかの絵 ジョン・コリア 早川書房〈異色作家短篇集第6巻〉 1961
- 静かな日の情事 ヘンリー・ミラー 世界セクシー文学全集 第10 新流社 1961
- EQMMアンソロジー 第1 エラリー・クイーン 早川書房 1962
- 迷宮課事件簿 迷宮課シリーズ1 ロイ・ヴィカーズ 小倉多加志、吉田誠一共訳 早川書房 1962 のち文庫
- 老女の深情け 迷宮課シリーズ2 ロイ・ヴィカーズ 早川書房 1962
- グリーン家殺人事件 田中潤司共訳 世界推理小説大系 東都書房 1963
- 英雄 チャールズ・リンドバーグ伝 ケニス・S.デイヴィス 早川書房 1966(ハヤカワ・ノンフィクション)
- 運命の衝撃 南太平洋、未開と文明の邂逅 アラン・ムーアヘッド 早川書房 1967(ハヤカワ・ノンフィクション) のち文庫
- クリシーの静かな日々 ヘンリー・ミラー 二見書房 1968
- 勇敢な人々 ヨーロッパ戦線のアーニー・パイル アーニー・パイル 早川書房 1969
- 海の鷲 L.トーマス フジ出版社 1969