Hajiime Sakura
Japanese anthropologist
Intro | Japanese anthropologist | |
Places | Japan | |
is | Anthropologist | |
Work field | Social science | |
Gender |
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佐倉 朔 (さくら はじめ、1930年1月 - 2015年1月) は、日本の人類学者。札幌学院大学教授を歴任。
1953年、東京大学大学院在学中に鎌倉材木座中世遺跡発掘調査に参加し、人類学者としてのスタートを切った。
その後、東京医科歯科大学助教授(難治疾患研究所応用人類学部門)、国立科学博物館人類研究部人類第一研究室での研究に従事する傍ら、1961 年と1967 年には鈴木尚教授を団長とする東京大学西アジア洪積世人類遺跡調査団の主要メンバーとしてアムッド洞窟(イスラエル)の発掘調査を行なった。
平成3年(1991年)には 札幌学院大学教授に就任し、北海道の人類学関係の仕事の傍ら、新宿戸山の旧陸軍軍医学校、現在の国立感染症研究所の建設工事現場で発見された 100 体以上の人骨の鑑定を行った。政治的背景が懸念される人骨であったために当初鑑定を引き受ける人はいなかったが,最終的に佐倉朔が引き受け、発見された多数の人骨は外傷を加えられたものが多く、これらは非人道的な生体実験を思わせる、戦争と極めて関係の深い遺物である可能性を示した鑑定報告書、いわゆる「佐倉鑑定」を提出した。
1942年府立一中(現在の日比谷高校)入学、1946 年に第一高等学校理科甲類に進学した。
1951年(昭和25年)東京大学理学部人類学科に入学し形質人類学を専攻した。学位論文は「日本人における齲歯頻度の時代的推移」で、まだ歯の人類学が一般的になる以前の時代,明確な方法論と広範な資料を使っての仕事であったので後に人類学,歯科学の両分野から広く引用される論文となった。