Biography
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Death | 1986 |
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Biography
久志 芙沙子(くし ふさこ、1903年 - 1986年)は、沖縄県出身の小説家。本名はツル。
生涯
首里に生まれる。父は漢詩人の久志助保、祖父は漢詩人で琉球王国評定所筆者主取を務めた久志助保である。沖縄県立第一高等女学校卒業後に小学校教員となる。27歳の頃、小説家を志して上京し、結婚して子供ももうける。
1932年、小説『滅びゆく琉球女の手記』を雑誌『婦人公論』に投稿し、掲載される。ところが、その内容に対して東京の沖縄県学生会から、同小説が沖縄のことを悪く書いている、またアイヌや朝鮮人と同一視されては困るというクレームがつき、連載が中止される。芙沙子はこれに対して、沖縄を悪しざまに書いたつもりはなく、沖縄文化に無理解な人に媚びる必要はないこと、またアイヌや他の民族を差別する心の方が歪んでいる、と釈明したが、その後、芙沙子は文壇から去って行った。
出典
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