黄 式三(こう しきさん、Huang Shisan、1789年 - 1862年)。字は薇香、号は儆居。清の儒学者。
浙江省定海庁紫微郷(現在の舟山市定海区)出身。幼年より読書に励み、1832年に貢生となった。1834年に郷試に赴くが、母の死で帰郷した。以後科挙を受験せず、学問に没頭した。50歳より『尚書』『春秋』を研究し、60歳より『易経』を研究した。阿片戦争中の1840年にイギリス軍が定海を攻撃した際には、韓愈にならって『五箴』を作って世に警告した。子の黄以周も儒学者で、父の学問を継いだ。